小児糖尿病という病気は、生まれて間もない乳児から、上は20才過までの間に、発症する病気です。
主な原因は遺伝性のものに加えて風邪などが引き金になり発症すると言われていますが、詳しい原因は今だ特定されていません。症状は、膵臓のインシュリンというホルモンを作り出す細胞が壊れてしまい、大人の糖尿病と同じく血液中の糖分をエネルギーに返還できなくなってしまうため、そのままでは高血糖症状から目が見えなくなったり、肝臓疾患などの合併症を引き起こし、死に至ってしまいます。
小児糖尿病の治療では、 1日に1回〜4回外部からインシュリンを注射しコントロールを行います。しかし、量を間違えると逆に血糖値が下がりすぎ、低血糖症状を起こし、脳の機能が停止しこれも死に至る場合もあり、常に良好な状態に保つためにはかなりの節制と努力が必要になります。その他にも血糖値を測定するため、指先などに穴をあけて採決をする必要があります。小学校低学年までの間は、親御さんがこの作業を行い、その負担は計り知れないものがあります。自己注射、自己血糖測定が出来るようになっても、常に血糖値のコントロールに気を配る必要があるため、精神的にもかなりの負担を強いられます。
病名が、糖尿病という名前を使用しているため、生活習慣病である一般的な大人の糖尿病と混同されることが多く、何気ない一言で患児はもちろん家族も、精神的に大きなダメージを負うことも少なくありません。そのためそうした誤解を解き、この病気に対するまわりの知識を高めていくことも会の重要な役目です。
Copyright (C) 2006 KOTONOUMINO KAI All rights reserved.